物価上昇や預金では思うような利息も望めないため投資を資産形成の選択の一つにする人が増えています。
とくに株式投資で大きなリターンや配当、株主優待に興味があるものの何をすればよいかわからずに、資産運用を始めることができない人がいます。
資産を増やしたいけど株でお金を失うのは嫌だな
株価の動きやリスク管理などを理解してから始めましょう!
株価の暴落など予想外のことが起こって一気に資産の損失が起こったらどうしようと考えますね。
そうならないためにどうすれば良いのか、どのように対処するのかを知っておく必要があります。
この記事を読むことで何に気をつけて株式投資を始めればいいのかわかります。
この記事を書いた人
この記事を書いているわたしは元メガバンク行員でお客さまのお金に関するお悩みの対応をしていました。家計を見直して資産を増やすためのお金の知識をお伝えします。
株式投資と株式投資信託の違い
株式投資と株式投資信託では運用の方法が違います。
株式投資は直接企業の株式を買う
株式投資は株式の売却や配当金、株主優待などでリターンを狙う投資のことです。
銀行などの預金と比べると高いリターンを狙える半面、元本が保証されないため損失がでるリスクがあります。
自分で株価や企業状態を予測して分散投資や積立投資などを活用しながらリスクに対応していく必要があります。
余裕資金で投資をするなど工夫も大切です。
・議決権
・余剰金分配請求権
・残余財産分配請求権
株式投資信託は投資家のお金をまとめて複数の株を買う
株式投資信託は多くの投資家が少額ずつお金を出しあい運用会社がその資金を使って複数の株式を買う仕組みです。
投資家は自分で株を選ぶ必要がなくプロのファンドマネージャーがより良い銘柄を選んで運用します。
そのためリスクの分散がしやすく個別銘柄の価格変動に左右されずに投資できます。
株式投資信託は初心者も始めやすく少額から市場に参加できます。
株価が変動する5つの要因
株価は企業業績や市場全体の景気や金利、為替などが大きく影響を与えます。
企業の業績の変化
企業業績の良くなることで株価が値上がりし、業績が悪くなると株価は値下がりします。
企業は株主に対して企業利益の余剰金の中から配当金を支払います。
経済的な変化
一般的に景気が良くなると物やサービスが売れるようになり企業の利益が増えて株価が上昇しやすくなります。
反対に不景気になると売れ行きが悪くなり企業の収益が減り株価は下落しやすくなります。
株価を予測するためには景気を見ることが大切です。
経済状態が良いことを「好景気」「好況」、経済状態が悪いことを「不景気」「不況」といいます。
金利と株価の変化
一般的に金利が上がると株価は下がり、金利が下がると株価は上がると言われています。
【金利が上がったときの企業】
企業の借入金の支払い利息が増えて企業の収益が圧迫
企業は新たな借入れがしにくくなる
↓
資金がない場合は事業を縮小する
↓
売上や収益が減り株価が下がる
【金利が上がったときの投資家】
金利が上がると株価は下がるので、株式より安全性の高い預貯金や別の方法で資金を預けようとする人が増える
↓
株式を売却して資金が預貯金へ向かうため株価が下がる
円高・円安などの為替の変化
円高や円安の動きは輸出入を行っている企業に影響を与えます。
一般的に円高になると輸入企業にメリットがあります。
円安になると輸出企業にメリットがあります。
ただし急激な為替の変動は株式市場だけでなく経済全体に影響があるため、政府が介入して急激な変動を抑えようとすることがあります。
海外株式市場や海外投資家の動向の変化
海外の株式市場の株価の上昇や下落が日本の株価市場に影響する場合があります。
また日本の株式市場の取引量の海外投資家が占める割合が高いため、海外投資家の動向も日本の株価市場に影響があります。
経済状況を知るために各国の公的機関が定期的に集計、公表するデータを見るようにしましょう。
物価・インフレ率・失業率・GDP・小売売上高・国内総生産など景況を示す指標は金融市場に大きな影響を与えます
株式投資の3つの手法
株式投資での代表的な3つの手法をお伝えします。
デイトレードは1日の値動きでの売買
デイトレードは株式などの売買を一日のうちに決済して翌日に繰り越さない短期の取引手法のことです。
一日の中の小さな値動きでリターンを積み上げていきます。
デイトレードは1回の利幅は小さいですが得たリターンを次の取引の資金に加えることで効率よく資金を回すことが可能です。
頻繁に株価をチェックする必要があることからサラリーマンなど日中に株の値動きを見ることができない人には向いてません
スイングトレードは短期トレード
スイングトレードは数日から数カ月ほどかけて取引を行う手法です。
デイトレードのように頻繁に株価をチェックする必要はなく大まかに株価の値動きを据えることができれば大丈夫です。
指値注文や逆指値注文についてくわしく知りたい人はこちら
長期投資でキャピタルゲインとインカムゲイン
長期投資は数年から数十年単位で株式を保有することで、キャピタルゲインとインカムゲインの2つのリターンを狙うことができます。
キャピタルゲイン | ・株価の値上がりリターンを狙う |
インカムゲイン | ・配当金や株主優待を狙う ・株初心者はインカムゲイン狙いがおすすめ |
配当:会社が稼いだ収益の一部を株主に払う
株主優待:企業が株主に自社製品や優待券などのモノ・サービスを送るもの
株式投資4つのメリット
株式投資は取引所が開いている時間なら好きな値段で売買できます。
サラリーマンなど日中に常に株価を見ることができない場合には「インカムゲイン狙いの長期投資」が最適とも言われています。
自分の生活環境や株価をどの程度見ることができるのかを考慮して投資スタイルを決めましょう。
株価のリターンが期待できる(キャピタルゲイン)
保有している株式を売却することで得られる売買差益が期待できます。
【例】
株価20万円で購入した株式が25万円になって売却したとき
差額5万円(手数料や税金は除く)がキャピタルゲインとなる
業績の向上が見込まれる会社では株式の買い手が多くなり株価が上昇する場合があります。
株式を購入して価格が上昇したときい売却できれば大きなリターンが期待できます。
株主優待を受取れる(インカムゲイン)
株主優待とは企業が株主に自社製品や優待券などモノやサービスを送ることです。
上場企業のうち約4割が優待制度を導入しています。
配当と同様に必ず行われているものではありません。
権利確定日直前に突然廃止を発表することもあるので優待狙いでの株式の購入は注意が必要です。
配当金を受取れる(インカムゲイン)
配当金は株主に対して分配される現金配当のことです。
企業の判断で分配されるので株式を保有していても必ず受け取れるわけではありません。
自分で銘柄を選ぶことができる
投資する銘柄を調査し、どの企業に投資するかを自分で選ぶことができます。
自分の投資スタイルがあり予算やリスクを考えることができる人に向いています。
株式投資3つのデメリット
株式投資を行ううえでデメリットも理解しておく必要があります。
損失が出ることがある
預金と異なり元本が保証される金融商品ではないため、損失が出ることがあります。
投資を行う場合には様々なリスクがあります。
価格変動リスク | 株式が値下がりして損失が出る |
信用リスク | 投資した企業が倒産してしまう |
為替変動リスク | 円と外国の為替相場の変動により外貨建て資産の価値が変動する |
カントリーリスク | 投資対象の国や地域で政治や経済の状況の変化によりそこに投資した資産の価値が変動する可能性があること |
一定の資金が必要となる
株式には売買単位があります。
会社により1株・100株・1000株など決まっています。
売買単位が100株で1株1000円の株式を購入したい場合
1株1000円×100株=100,000円
最低でも10万円の資金が必要となる
株式ミニ投資など少額から投資できるものもありますが、購入したい株式により一定の資金が必要となります。
・通常の株式取引よりも少ない資金で株式を購入できる取引方法の一つ
・1単元の1/10の単位での株式売買が可能となる
・議決権がない、ミニ株を取り扱っていない証券会社があるなどの制限あり
売買が成立しない場合がある
取引が少ない株式の銘柄の場合は株を購入・売却したいと思ってもすぐに売買が成立しないことがあります。
株式投資3つのリスク対策
株式投資をする上で最も重要なことは「大きな損失を出さないようにすること」と言われます。
突然株価が大きく急落することは決して珍しいことではなく、リスクに備えた投資を行うことが大切です。
長期投資で平均的な収益率が安定する
数年から数十年程の期間で株式を保有することでリターンのふり幅を狭め1年あたりの平均的な収益率が安定します。
配当や株主優待などのインカムゲインを長期的に得ることが可能となり有益率が安定します。
積立投資でリスクを抑える
毎月毎週など一定期間ごとに指定した金額で同じ銘柄の株式を積み立てていく方法です。
ドルコスト平均法とも呼ばれます。
価格が低い場合には購入枚数が増え価格が高い場合は購入枚数が減ります。
1株当たりの購入単価が平均化されリスクを抑える効果があります。
分散投資でリスク管理する
購入する銘柄や購入時期を分散させることでリスクを抑えることができます。
株式投資では株価は常に変動するため銘柄それぞれが異なる値動きをします。
株価の暴落など不測の事態が起こってもほかの銘柄の株価が上がればトータルでは損失をカバーする可能性があります。
銘柄の分散だけではなく、日本の株式と外国の株式を組み合わせる地域の分散や一気に多額の株式を購入しない購入時期の分散があります。
株式投資信託3つのメリット
株式投資信託は株式投資とは別のメリットがあります。
投資初心者は株式投資信託がおすすめと言われる理由が理解できるでしょう。
少額から購入できる
株式投資信託は少額から購入できます。
株式の最低購入金額が下がってきているとはいえ数万円以上の資金が必要になります。
一方株式投資信託は投資信託のためネット証券では100円から購入できます。
分散投資が自然にできる
投資信託は基本的に安いときに買い高いときに売るわかりやすい形式ですが、毎日過ごす中でそれを予測することは難しいです。
株式投資信託はプロのファンドマネージャーが運用をして分散投資をしてくれます。
投資信託の分散はリスクを最小限に抑えるため異なる種類の資産(株式、債券など)に投資して1つの資産の価格変動が全体に影響を与えすぎないようにしています。
投資しにくい国や地域にも投資できる
株式投資信託なら先進国や新興国など国や地域に特別な知識がなくても簡単に投資できます。
株式投資で先進国や新興国の外国株を購入する場合、外国株式取引口座が必要となったり円をドルやユーロなどの外貨に交換する必要があるなど気軽に初心者が始めるにはハードルが上がる問題がでてきます。
株式投資信託3つのデメリット
元本保証がない
株式投資信託も株式投資も元本の保証がない金融商品です。
しかし将来大きく資産を増やすことができる可能性があります。
リスクを最小限に抑えて資産運用をするためにメリットやデメリット、注意点を理解して運用しましょう。
手数料(コスト)がかかる
株式投資信託は投資信託なので信託報酬などの手数料がかかります。
株式投資信託と株式投資の手数料の違い
株式投資信託を保有している間ずっと信託報酬を支払い続ける必要があるので、購入時にかかる手数料や経費を把握しておきましょう。
投資信託の手数料についてもっと詳しく知りたいなら
株のように自由に売買できない
株式投資信託は1日1回算出される基準価格での取引です。
売買の正確な基準価格は取引所の一日が終わり価格の計算のあとにならないとわかりません。
投資家が売りたいと思った瞬間に必ずしも希望の価格で売却できるとは限らない点に理解が必要です。
株式投資のように取引所が開いている時間なら好きな値段で売買できないため自由度は低いです。
株式投資信託の選び方のポイントと注意点
株式投資信託は投資信託の一つです。
投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドがありリスクや安定性に違いがあります。
投資信託の2つのファンドはアクティブファンドとインデックスファンド
投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドがあります。
インデックスファンドは特定のインデックス(日経株価指数やTOPIXなど)に連動した投資成果があり、ベンチマークを大きく上回る利益を目指すことは難しいファンドです。
一方、アクティブファンドは市場を上回るリターンを目指すための投資ファンドでリスクがあってもよりリターンを得たい人向けです。
引用元:三井住友DS投信直販ネット
インデックスファンド | アクティブファンド | |
定義 | 特定の市場指数に連動する投資信託 | 市場平均を上回るリターンを目指す投資信託 |
手数料 | 低コスト | 一般的に高い |
運用の目的 | 市場指数のパフォーマンスに連動すること | 市場平均を上回るリターンを目指すこと |
リスクとリターン | 指数の動きに基づくリスクとリターン | 運用者の判断に基づくリスクとリターン |
インデックスファンドやアクティブファンドをもっと詳しく知りたい人はこちらも合わせてお読みください
ファンドの過去のパフォーマンスと信頼性のチェック
ファンドの過去のパフォーマンスをチェックする場合は長期間の成績を見ることが重要です。
3年以上の価格変動を確認し安定性と成長を確認します。
ただし過去の実績だけに頼らず信頼性を確認するためにファンドマネージャーの経験や運用方針、運用会社の背景も確認が必要です。
初心者が身につけていくべき3つの投資戦略
株式投資に限らず投資や投資信託での資産運用を考える場合、投資初心者が身に着けていくべき投資戦略や思考があります。
投資の計画的なアプローチと堅実な投資戦略が必要
無計画な投資では理想のリターンを手に入れる可能性が低くなります。
投資を始める目的を明確にして「目標の期間」と「目標金額」を考えましょう。
【例】将来のマイホーム資金・老後資金など
自分が受け入れることができるリスクの度合いを理解しましょう。
損したくない、着実に貯めていきたい人は積極的な投資は元本の保証がないため受け入れがたい状況がきた場合金銭的や精神的な対処が難しくなる可能性があります。
株式の配分を減らして債券の配分を増やすなど投資をする場合にはローリスクの分配、投資信託の場合はインデックスファンドで行うほうがよいでしょう。
一方損するかもしれないけどリターンを求めて企業や過去データを調べて投資をしても構わなければ、分散投資をしながら資産運用することが可能でしょう。
株式投資や株式投資信託などの特性や運用実績、手数料などの情報を目論見書やホームページを見て調べていきましょう。
株式投資などの個別の企業への投資であれば、ニュースやインターネット、四季報などで情報を手に入れましょう。
一つの銘柄に全額を投じるのではなくリスクを分散して複数の企業や異なる投資方法を行いましょう。
感情のコントロールと冷静な判断の重要性
マーケット変動への対応力を高めるには長期的な視点を持ち短期の株価変動に振り回されないようにしましょう。
株価の変動に一喜一憂することなく感情に左右されず冷静な判断が必要です。
株価には変動があるため企業の経営状況や世界の経済状況がどう影響していくのかを冷静に分析していく判断力が大切です。
株価が急に変動したからと慌ててすぐ売買はせずニュースや新聞などで情報を整理して状況を冷静に判断しましょうね
リスク管理と資産の成長を両立
リスク分散を行い異なる資産クラスに分散投資をすることでポートフォリオの安定性を向上させます。
・株式市場への投資
・債券市場への投資
・不動産市場への投資
・貨幣市場への投資など
例えば株式の価格変動リスクと債券の安定した利息収入を組み合わせることで全体のリスクを抑えながらもリターンを最適化することが可能です。
異なる資産クラスを組み合わせて運用することでリスクを分散してポートフォリオのバランスを保つことができます。
余裕資金で行う投資
投資に使う予算を明確にしておきましょう。
生活費や急な出費に差支えない程度の範囲で投資を行うことが賢明です。
株式投資・株式投資信託の始め方
株式投資や株式投資信託を始めるためには証券会社での口座開設が必要です。
アプリで手続きが完了し手数料も安く抑えられているネット証券での口座開設がおすすめです。
まずは証券口座開設を行いたい人はこちら
SBI証券での口座開設方法を知りたい人はこちら
証券会社での口座開設と始め方
株式売買やETF売買の投資商品の選び方を知りたい人はこちらから
7つの選び方と注意点を書いています。
株式投資の場合は売買したい株数を決めます。
100株単位の場合が多いため投資信託よりも資金が必要になります。
「指値注文」「成行注文」を選んで設定します。
指値注文・成行注文をもっと詳しく知りたい人はこちら
希望価格があれば指値注文を選択し金額を入力します。
すぐに取引を成立させたい場合は成行注文を選択します。
慣れない取引や株式投資初心者は落ち着いて自分の希望金額を決めて指値注文にするほうが安全です。
株を買う場合は「買い」を選びます。
いつまで注文を有効にするか期限を設定しましょう。
口座の区分を「一般口座」「特定口座(源泉徴収なし)」「特定口座(源泉徴収あり)」のどれにするかを決めます。
NISA口座で運用をする場合はNISAを選択します。
一般口座 | 特定口座(源泉徴収なし) | 特定口座(源泉徴収あり) | |
確定申告 | 必要 | 必要 | 不要 |
譲渡損益 | 自分で行う | 証券会社が計算してくれる | 証券会社が計算 |
確定申告 | 自分で確定申告 | 自分で確定申告 | 不要・証券会社が源泉徴収してくれる |
株の税金は原則確定申告が必要です。
サラリーマンなどの給与所得者は株式投資のリターンが20万円以下の場合は確定申告が不要となります。
税金についての知識が少ない場合は確定申告が不要な「特定口座・源泉徴収あり」がおすすめです。
源泉徴収制度は所得税の納税制度
源泉徴収制度は給与や報酬、利子、配当などの支払い時に、税金や社会保険料を直接天引きする仕組みです。
受取る人が手間をかけず年末調整などで確定した所得税や保険料を支払います。
会社や証券会社などが支払い金額から一定の割合を差し引いて税務署などに納めることで納税手続きを簡素化し確実な税収を確保します。
特定口座(源泉徴収あり)の場合は納税の手続きを証券会社が行ってくれるため自分で確定申告や納税手続きをする手間が省けます。
特定口座(源泉徴収あり)の注意点
・20万円以下の利益であっても自動的に納税される
・確定申告をしても還付を受けられない
サラリーマンなどの給与所得者なので株式投資の利益が20万円以下の場合は確定申告が不要です。
まとめ
株式投資と株式投資信託の違いやメリットデメリットについて解説しました。
株式投資は自由に売買できる半面、自分で企業の調査をしながら経済状況を冷静に判断しながらリスク分散もしていく必要があります。
一方株式投資信託は同じように調査や管理が必要ですが、プロのファンドマネージャーが運用管理やリスク分散を行ってくれるため手数料は必要ではあるものの投資初心者には安心材料となります。
知識や経験の浅い投資初心者におすすめは投資信託です。
デメリットや注意点を知ってもなお株式投資を行いたい場合は、企業の状況や自分のリスク許容度を理解して無理のない範囲で運用を始めましょう。
まずは余裕資金で投資を行い情報収集やリスク管理を行って失敗しない投資を目指しましょう。
投資は自己責任であるため元本の保証がないことを理解しておきましょう。